アロマセラピストの勉強を始めようと思ったのは会社員時代。
自分自身の心と体がばらばらと離れてしまっているような大きなストレスを抱えていた頃でした。
金曜の夜は1週間の疲れがどっと溢れ、ソファーに倒れ込むように寝ていました。
土曜日は仕事の色々を引きづり、日曜の朝、やっと休みの感覚が出て来る頃には、月曜の朝への憂鬱が襲ってくる。
そんな1週間を過ごしているうちに、月曜の朝の朝礼中に過呼吸になりました。
一度、その経験をしてしまうと、朝礼が怖くなり、自分に嫌悪感を抱いて涙が出てきました。
周りのスタッフの気遣いを感じるたびに申し訳ない気持ちでいっぱいで、たまにはお休みしてリフレッシュしたほうがいいと言ってもらっても、仕事があるからと休まず続けていました。
過呼吸が多くなり、さすがにこれじゃあダメだと思い、思い切って心療内科を受診しました。
先生に「眠れていますか?」と聞かれて「はい」と答えたのに、「どのくらい?」という具体的な質問に答えるうちに、全然眠れていないことに気づき、自分でも驚きました。
冷静に自分の状態を把握できるようになってきた時に、以前、興味を持った臨床アロマセラピーのことを思い出しました。
福祉用具の相談に来られたご家族へハンドマッサージができたらいいな。
介護シューズを買いにきた利用者さんへフットマッサージもいいかも。
そんな夢を持っていたことを思い出しました。
勉強してみよう。
そして、私にしては大きな決断をしました。
仕事を続けながら東京の学校へ通い、1年半かけて認定アロマセラピストの資格を取得しました。その頃には自分を取り戻し、前に向えるようになっていました。
残念ながら、前職でアロマを生かすことはできませんでしたが、その頃、たまたま主人が古い借家をセルフリノベーションしました。
ここでアロマケアルームをやろう。
そして結心が始まりました。
頑張る女性たちが羽を休められる場所を作りたい。
今の私だから言える。
たまにはお休みしよう。
大切な自分の体と心を守るために。
結心はそんな場所です😊